• ツキミ
    【ツキミ】
    「お待たせしました。……どうぞ」
    【イチゴ】
    「っ……」
    【イチゴ】
    (これって……)
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    <ツキミさん、これは?>
    【ツキミ】
    「その下の方にあるのがパジャマですね。はい。
    どうぞご活用なさってください。ちゃんと新品ですから」
    【ツキミ】
    「着心地がもし悪かったらもう一着入っていますので
    そちらをどうぞ。ナイトドレスタイプだそうです」
    【イチゴ】
    (ナイトドレス……?)
    【イチゴ】
    <この服、どうしたんですか?>
    【ツキミ】
    「…………私が、買いました」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    (……もしかして……)
    【イチゴ】
    <私の服、ですか?>
  • イズナ
    【イズナ】
    「俺がやっちまったけど、並べ方はもう大丈夫だよな?」
    【イチゴ】
    「……(コクリ)」
    【イズナ】
    「俺が黒でおまえ白な。んじゃ、おまえ最初の一手いってみ?」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イズナ】
    「ちがっ……待てそれルール違反!」
    【イチゴ】
    「……?」
    【イズナ】
    「後ろの駒は前の駒を飛び越せねえって言ったろ! それにいきなりキングを前に出そうとすんなよ……」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    <前に、教えてもらった時、キングはある意味一番強いと聞いたので>
    【イズナ】
    「最初に攻撃に行かせちまえって?」
    【イチゴ】
    「……(コクリ)」
    【イズナ】
    「……おまえ意外に男前なのな」
  • クラマ
    【クラマ】
    「……では、お茶にしよう。君も座って」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    「……?」
    【イチゴ】
    (私?)
    【クラマ】
    「紅茶はティーポットで持ってきてくれてるから
    3人分くらいあるだろう」
    【クラマ】
    「うちのつまらないカップで良ければ、飲んでいくといい」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    (……私も一緒にお茶を飲んで、いいのかな……)
    【ツキミ】
    「……先生もこう言ってくれていることですし
    ご相伴に預かりましょうか」
    【ツキミ】
    「マドレーヌも、ちょうど3つありますしね」
  • ノイン
    【ノイン】
    「……あのさ、君……」
    【イチゴ】
    「…………?」
    【ノイン】
    「ちょっとこっち来てくれる」
    【イチゴ】
    (……注文かな?)
    【ノイン】
    「なんで僕をじっと見てんの。視線が突き刺さるんだけど」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    <すみません>
    【ノイン】
    「僕があんまり可愛いから
    つい見つめたくなるってのもわかるけど」
    【ノイン】
    「そうやって黙って見られてんの
    イライラするからやめてくんない?」
  • アモン
    【アモン】
    「色鉛筆はね、24色だって。
    それで、こっちの見本通りに塗ればいいらしいよ」
    【イチゴ】
    「…………」
    【アモン】
    「塗り絵って、すごくいろいろ種類があって
    かなり迷ったんだけど……」
    【アモン】
    「この風景……市街図?
    なんていうんだろ……とにかくこの街の絵が可愛くてさ」
    【アモン】
    「オモチャみたいなビルとか、この風船の店とか
    お花屋さんとか、女の子は好きかなって思ったんだ」
    【アモン】
    「……どうかな? もっと普通の絵の方がよかったかな。
    ちょっとゴチャっとし過ぎてたかも」
    【イチゴ】
    「…………」
    【イチゴ】
    <可愛いです>
    【アモン】
    「ほんと? よかった」
  • 長谷川
    【長谷川】
    「それではお嬢さん。
    すぐに済みますので、腕を出して頂けますか?」
    【イチゴ】
    「……(コクリ)」
    【イチゴ】
    (……あれが、ソーイングセット?
    長谷川さん、財布に入れているんだ)
    【長谷川】
    「……失礼します」
    【イチゴ】
    (……それよりも長谷川さん、片膝をついて……
    あれだと、ズボンが汚れてしまうかもしれない)
    【長谷川】
    「針を刺しますから、じっとしていてください」
    【イチゴ】
    (私が立っているせいだ……でも、今はもう動けないし
    スマホを打つこともできない)
    【イチゴ】
    (後で謝ろう。それから、お礼を言おう)