ストーリー

舞台は現代日本のどこかにある街。
薬で眠らされジュラルミンケースに詰め込まれた主人公「イチゴ」は、とある場所へと運ばれる。
目覚めた先は、一般人が立ち入ることのできない、いわゆる「裏稼業」を営む人々が集まる喫茶店、
『喫茶 月影』だった。

裏社会に存在するというこの店は、客はもちろん、
喫茶店のマスターもウェイターも本業は「殺し屋」だという。
身構えるイチゴに店のマスター「ツキミ」は自分達が引き受けた依頼内容を話し始めた。

『今回の依頼は殺しでなくあなたの護衛です。だからここへ運ばれてきたんです。
一度依頼を受けた以上、私たちは必ずあなたを守ります』

過去のトラウマから言葉を失い、身寄りもなく行く宛てもないイチゴは、
半信半疑のまま、アルバイトのウェイトレスとして喫茶 月影で働き始めることになる。

いったい誰が私を狙っているのか?そして、私を守るよう殺し屋に依頼したのは誰なのか?
私は……これからどうなってしまうのか?

「殺し屋」に「運び屋」に「武器商人」、様々な裏社会の人々と関わりながら、
二重三重に張り巡らされた謎を解き明かし、封じられた真実を追う物語。

キーワード

[ 喫茶 月影 ]
裏社会にひっそりと佇む喫茶店。一般人が立ち入れないよう、店までの道のりは巧妙なつくりとなっている。
この店では様々な情報が日々行きかい、仕事の斡旋や武器の受け渡しまで、公では到底出来ないことが行われている。
しかし、落ち着いた雰囲気の喫茶店である。
[ フリーの殺し屋 ]
アモンのように組織に属さず、個人で活動する殺し屋は多く存在する。
基本一人で行動し身軽なため、依頼は国内に留まらず海外での仕事も多いとか。
そのため、0泊2日といったような依頼も珍しくはないという。
[ ボディーガード ]
社長である白川を守るため、長谷川は常に傍を離れず共に行動をしている。
長時間立っていることも多いのだが、体力には自信があるそうであまり疲れないらしい。
また、様々な出来事に瞬時に対応できるよう、長谷川の着ているコートには様々な道具が収納されているとか。
[ ミニチュア]
クラマの趣味はミニチュア作り。
手術の無い時、手先を鈍らせないよう始めたのがきっかけだったが、今では時間を忘れて没頭するほどのはまりよう。
ミニチュア制作に熱中しすぎるあまり、寝食を忘れてしまうこともあるとか。
[ 武器商人 ]
ノインの仕事は武器商人。
だが、武器以外にもお金さえ払えば紙ナプキンから戦車まで何でも調達してくれる。
洋服などの日用品であれば、頼んだその日には届けてくれるらしい。
喫茶 月影の制服やメニューに使う食材もノインが調達しているとか。
[ スイーツ ]
「喫茶 月影」のスイーツメニューは全てツキミが担当。
看板メニューでもあるアップルパイは、サクサクのパイ生地とリンゴの食感が絶妙な1品。
甘いものが好きなノインは1ホール食べられてしまえるとか。
[ コーヒーと料理 ]
「喫茶 月影」のコーヒーと料理はイズナの担当。
コーヒーにはかなりこだわりがあるようで、置いてある豆の種類は豊富。
フードメニューは、イズナの気分によって変わるため、サンドイッチやパスタといったベーシックなメニューのほかに、エビチリなど一風変わったものまで日によって種類は様々。